小切開・鏡視外科学会のロゴ

LEMISLift Endoscopy
& Minimal Incision Surgery

代表理事ご挨拶

 内視鏡手術が我が国に導入されてから20年が経過し、外科学は、従来の大侵襲から低侵襲手術へと着実に変革が進みつつあります。 内視鏡手術の持つ“低侵襲性”は、上手くいった場合には大変素晴らしく、それが広く社会に支持され、 今日、ほとんど全ての外科領域に広く普及した理由です。

 しかし、内視鏡手術では、間接視下の遠隔操作に起因する、およそ大開腹手術では決してありえないような合併症の発生を完全には防止できません。 この点は、修練により幾分軽減されるとはいえ、日本一のベテランになり得たとしても、その宿命からは逃れることはできないのです。 手術にはある頻度の合併症の発生は避けられませんが、100年以上に渡って先人が確立してきた大開腹手術の安全性と同程度もしくはそれ以上でないならば、内視鏡手術を低侵襲手術として標傍することはできないのではないでしょうか。 我々はこの問題を解決するために、“ガスレス”に加え、鏡視下操作と併せ直視下の直接操作も可能となる、“小切開創” を十分に活用した内視鏡手術法の確立を目指します。

 今日の手術室には欧米製のディスポーザル器具が溢れ、まるで輸入外科の様相を呈しています。 “小切開創”を十分に活用すれば、従来の鋼性器具や術式を生かした内視鏡手術を、 経済性の面でも優れた手術として構築することができるでしょう。

 「気腹下の完全鏡視下手術」では、大量の炭酸ガスの使用と高価なディスポーザル器具の使用による「保険財政の圧迫」と 「環境汚染」などが危惧されます。 当初我々は、ガスレス手術を安全性の面から始めましたが、地球規模で低炭酸ガス社会の樹立が取り組まれている中で、炭酸ガスボンベやディスポーザル器具を手術室から排除することは、環境面からも高く評価される手術になります。

 我々は、吊り上げ研究会(1994年)を結成し、その後、ミニラパ研究会(2003年)と合同し、小切開・鏡視下手術研究会(吊り上げ・ミニラパ研究会)と改称、今日までに、21回の研究会を重ねて参りました。

 小切開・鏡視下手術の対象領域が、肝胆膵外科、消化管外科、産婦人科、泌尿器科、胸部縦隔外科、頭頚部外科、乳腺内分泌外科、小児外科、整形外科と拡がる中で、企業や工学系研究者の協力も得て、学会として活動すべく「小切開・鏡視外科学会」を設立するものです。

小切開・鏡視外科学会
代表理事 井坂 恵一

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